ブリンストン大学のデイヴィッド・W・C・マクミラン教授

三井化学は6日、触媒科学分野の研究で世界的に優れた功績のあった研究者に贈る、2011年「三井化学 触媒科学賞」に米国ブリンストン大学のデイヴィッド・W・C・マクミラン教授(David W. C. MacMillan)、また「三井化学 触媒科学奨励賞」は東京大学・山口和也准教授と京都大学・依光秀樹准教授の両氏に受賞が決まったと発表した。

授章式と受賞者による記念講演は、2011年3月9、10の両日、かずさアカデミアホール（千葉県木更津市）で開催される「三井化学 第5回 触媒科学国際シンポジウム」で行われる。

「三井化学 触媒科学賞」を受賞するD・マクミラン教授は1968年生まれ。有機触媒研究の世界的権威で、特にキラル触媒の開発研究に顕著な業績をあげ、環境にやさしい非金属触媒を実用的なレベルで実現するなど、同分野で中心的な役割を果たしてきた。

「三井化学 触媒科学奨励賞」の山口和也東大准教授は「金属水酸化物の特性に基づく高活性不均一触媒の開発」、依光英樹京大准教授は 不飽和アルコールと有機ハロゲン化物のパラジウムによる触媒反応の開発」で、それぞれ優れた研究を行い高い評価を得た。


授章式を兼ねた、来年3月の「第5回 触媒国際シンポジウムには、今年のノーベル化学賞受賞者である鈴木章・北海道大学教授、根岸英一・米パデュー大学教授の両氏も出席し、特別講演を行う予定になっている。


ニュースリリース参照

○2011年「触媒科学賞」受賞者発表
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1291603773.pdf

Winners of the “2011 Mitsui Chemicals Catalysis Science Award”
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1291603773.pdf

○「第5回 触媒科学国際シンポジウム（MICS2011）」の開催
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1291603773.pdf

The Fifth Mitsui Chemicals International Symposium on Catalysis Science (MICS2011)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1291603773.pdf

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