2010年12月06日

千代田化工、電源開発向けCO2分離回収設備を受注

【カテゴリー】：新製品/新技術（経営） 【関連企業・団体】：千代田化工建設

千代田化工建設は6日、電源開発(本社:東京都中央区　北村雅良社長)から、同社若松研究所(北九州市)にある多目的石炭ガス製造技術開発(EAGLE)の実証試験設備に設置するCO2分離回収設備のEPC(設計・調達・建設)業務を受注したと発表した。2011年度中に現場建設工事開始し、2012年度から実証運転を開始する。契約金額は非公表。 CO2分離回収設備とは、電源開発が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究事業として実施する、「石炭ガス化プロセスにおける物理吸収法によるCO2分離回収試験」プラント設備のことで、処理ガス量:1,000立方メートル/時、CO2回収率:約90%（炭素換算）、回収CO2純度:98%以上を目指す。 千代田化工建設は今回、次世代ガスタービン(1500℃超級)を想定した高圧プロセス向けに、石炭ガス化では国内初となる物理吸収法を用いてCO2の分離回収設備を建設する。この受注を機に、石炭利用の効率最大化を追及する「クリーンコールテクノロジー」を確立したいとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1291620605.pdf