2010年12月07日 |
日本ポリエチレン、豊田通商と提携 植物由来ポリエチレン販売へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ポリエチレン、豊田通商 |
日本ポリエチレン(JPE)は7日、豊田通商(本社:名古屋市、清水順三社長)が南米最大の化学メーカーであるブラスケン(Braskem S.A =本社:サンパウロ市)から輸入する、サトウキビを原料とする植物由来ポリエチレンの販売で両社が提携することで合意したと発表した。 豊田通商はすでにブラジル産同ポリエチレンのライフサイクル評価を終えており、「70%強の温室効果ガス削減効果」を確認済みだ。 同社によると、ブラスケムのプラント完成は2011年初の予定で、生産規模などは非公開。ただ、「3年後の輸入量として5万トンは目標にしたい」と同社では言っている。 JPEは、環境問題への貢献だけでなく、ポリエチレンの将来の可能性にもつながるとして、同樹脂の普及に積極的に協力することにした。豊田通商が輸入する樹脂を引き取り国内販売するほか、顧客の注文に応じてブレンド加工や成形技術サービスなどを行っていく方針。植物由来ポリエチレンをベースとした製品の開発・販売にも乗り出す。数年後をめどに1万トン規模の販売を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1291696712.pdf |