2010年12月08日 |
協和キリン、米国血液学会でKW-0761の有効性データを公表 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:協和発酵キリン |
協和発酵キリンは8日、第52回米国血液学会で開発中の抗体医薬「KW-0761」(抗CCR4ヒト化モノクローナル抗体)の全治療歴のある皮膚T細胞リンパ腫を対象にした米国での第1/2相臨床試験結果を公表したと発表した。 それによると、 (1)42人を対象にKW-0761を投与した第1相臨床試験パートの用量設定試験で、用量制限毒性(DLT)は認められなかった。 (2)第2相臨床試験パートを含む試験全体の有害事象としては悪心、頭痛、悪寒、発熱、発疹、下痢、背部痛及び嘔吐等が認められたが、多くは軽度から中程度であった。 (3)有効性は、セザリー症候群(SS)16人、菌状息肉症(MF)22人の合計32人で評価され、奏効率は42%であった。 など、前治療歴のある皮膚T細胞リンパ腫に対して有効性が示された。 |