2001年03月09日 |
独バイエル、業績好調背景に配当を1.40ユーロに増配 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:バイエル |
独バイエルはこのほど、2000年度の業績が好調に推移したことを受け、配当を1株当たり1.40ユーロと0.10ユーロ増配する予定である、と発表した。同社の監査委員会および経営委員会が、この増配案を4月27日開催の年次株主総会に提出することを決定したもので、これにより7年連続で増配を提示したことになる。 ドイツ国内株主の税額控除は0.45ユーロ(1999年は0.08ユーロ)で、グロス配当は1株当たり1.85ユーロ(同1.38ユーロ)となる。税額控除の増加は、国内所得に対してすでに高水準の税金が支払われていることによるもの。2000年の配当の対象となる資本金は前年と同じ18億7,000万ユーロ、株数は7億3,034万2,000株となっている。また支払配当総額は10億2,200万ユーロ(9億4,900万ユーロ)で、過去最高額。 バイエルグループの2000年業績は、売上高が309億7,100万ユーロ(1999年は273億2,000万ユーロ)、純利益は18億1,600万ユーロ(1999年はアグフア上場が大きく寄与し20億200万ユーロ)を記録した。また設備投資額は26億4,700万ユーロで、前年の26億3,200万ユーロからやや増加した。このほか、買収費用は合計41億6,000万ユーロ(同3億4,700万ユーロ)、研究開発費は23億9,300万ユーロ(22億5,200万ユーロ)だった。 |