2010年12月16日
今年のエチレン生産700万トン台回復見込み 石化協11月実績
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

石油化学工業協会は16日、11月の主要石化製品生産実績を発表した。エチレンは前年比1.5%減(前月比2.6%減)の62万5,500トンだった。

定修プラントは前月に続いてゼロ。エチレンプラントの平均稼働率は94.8%で、操業日数の関係から前月の稼働率93.9%を0.9ポイント上回った。

誘導品は17品目のうち、VCM、EO、EG、アクリロニトリル、SBR、ベンゼン、キシレンの7品目が前年比プラス。LD、HD、PPの3樹脂のほかPS、SM、PVC、MMAモノマー、アセトアルデヒド、BR、トルエンの10品目がマイナスとなった。

1−11月のエチレン累計生産量は637万2,600トンで前年同期比2%の増加。昨年1−12月の生産量は691万2,800トンだったので、今年はこれを上回り、最終的に700万トン台乗せが有力となってきた。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1292474235.pdf