2010年12月17日 |
農水技術会議、「2010年研究成果10大トピックス」選定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省の農林水産技術会議事務局は、「農林水産研究成果10大トピックス」を選定した。民間・大学・公的研究機関などが2010年に発表した研究成果のうち、内容的に優れ社会的にも関心が高い研究成果10課題を選定した。 「研究成果10大トピックス」は次の通り。 (1)天然資源に依存しないウナギの生産に道を開く、世界初の「ウナギの完全養殖」に成功 (2)イネ収量増加遺伝子の発見/穀物増産を通した食料危機回避へチャレンジ (3)米粉100%(グルテン不使用)パンの新しい製造技術を開発/食料自給率向上・米粉需要拡大への貢献 (4)水稲種子にモリブデン化合物をまぶすことにより直播での苗立ちが改善/簡易で低コストな水稲の直播技術を開発 (5)「コシヒカリ」の全ゲノム塩基配列解読/日本のおコメの起源と変遷が明らかに (6)由来の確かな牛卵子の超低温保存技術による子牛の生産、国内で初めて成功 (7)主要マメ科作物ダイズのゲノム解析に貢献/有用作物ダイズの学術研究や品種改良の効率化に期待 (8)電磁波殺菌とナノミストを用いた青果物の高鮮度輸送技術の開発 (9)土壌洗浄法によるカドミウム汚染水田の実用的浄化技術を確立/低コストで水田土壌のカドミウムを除去 (10)「砂糖・エタノール複合生産プロセス」を開発/実験プラントでの実証に成功し、実用レベルでの検証へ |