2010年12月22日
NEDOがタイ工業省と環境・省エネ協力、石化基地マプタプットなどで
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は21日、タイ工業省との間で環境・省エネ分野での協力文書に合意したと発表した。合意した協力案件は、環境配慮型の工業団地構想(エコ・インダストリー・タウン構想)とタイ東部の工業団地における省エネプロジェクト(ピンチテクノロジー・プロジェクト)の2件で、日本の環境・省エネ改善技術の導入を進める。

とくに、ピンチテクノロジー・プロジェクトは、バンコク南東部でタイを代表する石油化学工場が集中するマプタプット工業団地の複数サイトに対し、ピンチテクノロジーを用いて診断を実施し、最適なエネルギー管理、工場間のエネルギー相互融通等の省エネ対策案を提示することにしている。

エコタウン・プロジェクトは、工業団地がエコ・インダストリー・タウン構想を実現するため、廃棄物や水処理技術などの導入でFS調査を実施して対象工業団地を選定したうえで日本の環境・省エネ技術の導入を図る。