2010年12月27日 |
業界初の「化学かるた」 “遊んで・覚える”に人気 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会、「夢・化学-21」委員会 |
「夢・化学ー21」委員会は、来年2011年が国連の定めた「世界化学年」に当たるのを記念してこのほど、子ども向けの「化学かるた(元素編)」を作製した。小中学生たちに、遊びながら、化学に親しみ、学んでもらおうというもので、「いろは48文字」と同じ48枚の読み札と絵札をセットにし、業界初の「化学かるた」を完成した。 「ロケットも車も動かす 水素のちから」、「キュリー夫人 ラジウム発見ノーベル賞」など、大人にも楽しい“名句”ぞろい。絵札にも明るいデザインの絵のほかに、原子番号や元素記号、特徴などを書き込み“ふつうのかるた”には真似のできない工夫を見せた。 編集・制作した日化協広報部によると、準備には07年から3年かかった。まずメーカー8社でワーキンググループをつくり、110種類ある元素の中から、知名度や重要性の高い元素、48種類を選び出す作業から始めた。一つひとつのフレーズはみんなで考え、表現が正しいかのチェックにも時間をかけた。 今回作製したのは1000セットだったが、抽選によって一部プレゼント・キャンペーンを行ったところ、予想以上の人気を集めた。このため現在、さらに1000セットを増刷中。広報部では「今後有償化し、一般販売することも検討中です。元素編の次は製品編を考えています」とうれしそうだった。 「化学かるた」の読み札・一覧 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/30492 |