2010年12月28日
11月の鉱工業生産 半年ぶりプラス 化学、プラスチックも増加
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省が28日発表した11月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)速報値は、前月比1.0%上昇の91.8で6カ月ぶりに前月比プラスとなった。出荷は2.5%上昇の94.6、在庫は1.7%低下の95.0、在庫率は8.2%低下の108.2だった。

調査対象16業種のうち、生産が上昇したのは自動車や電子部品など13業種。化学工業(除、医薬品)、プラスチック製品工業などもプラスだった。

製造工業の生産予測調査によると、12月、1月とも上昇を予測しているが、基調判断は前月の「弱含みで推移している」を据え置いた。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比1.4%上昇の93.3、出荷は2.8%上昇の95.2でともに2カ月連続の上昇、在庫は3.9%低下の92.5、在庫率は9.7%低下の95.3と7カ月ぶりに指数が100を切った。

プラスチック製品工業は生産が前月比1.6%上昇の88.2、出荷2.0%上昇の88.1と、ともに3カ月ぶりのプラス。在庫は01.0%低下の92.2、在庫率5.8%低下の103.9だった。