2011年01月05日
協和キリン、抗体医薬KW-0761の製造承認を今春申請、来年発売へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協発酵キリンの松田譲社長は4日の社内年頭挨拶で「今春、成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)を適用として、KW-0761を国内で承認申請し、2012年に発売を予定している」ことを正式に表明した。

とくに「当社にとって抗体医薬第1号であり、ポテリジェント技術を応用した抗体医薬として世界最初の例となる。現在、適応拡大のための臨床試験も進行中で、米国でも皮膚T細胞リンパ腫などで効果が認められている」としたうえで、「この抗CCR抗体は競合品もないことから、圧倒的優位にグローバル展開できる戦略的製品になりうる」と強調した。

また、「本年は、新たに複数個の抗体医薬の臨床試験を開始する予定である」ことも明らかにした。さらに「アジアでは、国際共同治験を積極的に展開し、新薬開発を加速させる」方針を明らかにした。