2011年01月05日
北京で第2回「Coal to SNG(石炭からの代替天然ガス)セミナー」開催
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

中国では天然ガスの需要が増大しており、2009年には需要は887億Nm3になったが、供給は不足しており、78億Nm3を輸入している。2010年の輸入量は300億Nm3になったと見られており、不足量は2015年には消費の30%、2020年には50%に達すると見られる。

このため、石炭が豊富な中国では石炭からの代替天然ガス(Coal-to-SNG)が注目されている。

技術は確定されており、エネルギー変換効率がよく、水の消費が少ない、パイプラインでの輸送が可能などの点から、新しい石炭化学の方向の一つとして、2009年の中国の石油化学景気刺激策にも含まれた。

炭産地の西部から消費地の東部へのパイプライン、天然ガスの価格決定方式の変更などにより、代替天然ガスの競争力は更に高まる。

これを背景に、第2回「Coal to SNGセミナー」が1月20、21日の両日、北京のNovotel Peace Hotel で開催される。

中国の天然ガス・石炭化学の政策、天然ガス市場、天然ガスパイプライン、SNGの技術と経済性の分析、各計画の詳細、先端技術などが議論される。

会議の詳細は http://www.chinacoalchem.com/events/2011SNG/SNGChina2011.pdf
連絡先  Lex@chemweekly.com