挨拶する中原茂明会長

塩ビ工業・環境協会(VEC)は7日、新年賀詞交歓会を東京・一ツ橋の如水会館で開催した。関係者約300人が参集し、盛況だった。

冒頭、中原茂明・VEC会長(トクヤマ会長)が挨拶し、「昨年の塩ビ樹脂の内需は前年比108%程度の104万トン前後が見込まれているが、リーマンショック前のレベルには戻っていない。塩ビ事業の厳しさが続いているが、業界としては力強い景気の回復を待望しており、そのための政策、そして日本の将来を支えるための成長戦略に期待している」と強調した。

さらに、「塩ビ業界各社が一丸となり、塩ビが、ものづくりでも、環境問題に対しても、いかに有用な素材であるかについて広く理解されるように努力することで、塩ビの需要回復、“塩ビ復権”を図っていきたい」と語った。

続いて、経済産業省の川上景一・大臣官房審議官の来賓挨拶があり、乾杯の後なごやかに交流・懇親が行われた。

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