2011年01月12日 |
NEDO、「GSCプロセス・革新グリーン技術開発」公募開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は12日、「グリーン・サスティナブルケミカルプロセス(GSCプロセス)基盤技術開発のうち化学品原料の転換・多様化を可能とする革新グリーン技術の開発」に参加する企業の公募を開始した。 公募締め切りは2月10日。22年度補正予算で追加・期間延長を行った。 この事業では、将来的な実用化を前提に、出発原料から化合物、さらには高機能化部材までの全体システムとして高機能化、低コスト、省エネルギー化、高効率化の観点から、製造プロセスの高度化・多様化に役立つ技術開発を行う。 研究開発の具体的内容は以下の通り。 (1)気体原料の化学品原料化プロセスの開発(平成22-25年度) 高効率な分離精製技術等により、従来原料としての利用が困難だった低品位気体(バイオメタン等の混合ガス)を利用するための分離・精製プロセスや、低環境負荷でかつ総合的に二酸化炭素排出量の低減が可能となる気体を利用した新規製造プロセスの開発。 (2)植物由来原料からの化合物・部材製造プロセスの開発(同) 開発する製品・部材はセルロース、ヘミセルロース、リグニン、油脂等の特徴を活かした製品・部材やポリエステル、ポリアミド等の含酸素系樹脂等の製造プロセスで、原料の構造的な特徴を活かすなどにより、分離・精製や成形・加工のプロセスを含めて、省エネルギー・高効率に製造できるプロセスを開発する。 公募説明会は17日13時30分から川崎市幸区のミューザ川崎セントラルタワー23階会議室で開催する。 問い合わせ先は「気体原料」がFAX:044-520-5253、「植物由来原料」がFAX:044-520-5212。 |