2011年01月13日

カネカ、塩ビ樹脂、塩ビペーストなど15円以上値上げ

【カテゴリー】：市況 【関連企業・団体】：カネカ

カネカは13日、原料価格の高騰を受けて、塩化ビニール樹脂（PVC）の販売価格改定を実施すると発表した。 2月1日納入分から、塩ビペースト樹脂、架橋塩ビ、酢ビコポリマー、塩素化塩ビなど全品種を対象に1キログラム当たり15円以上の幅で値上げを行う。 現在の価格は、国産ナフサ1キロリットル当たり40,000円台前半のコストを前提としているが、ナフサ価格は昨年秋以降急騰を見せ、2011年第1四半期の国産基準価格は同55,000円に迫る勢いとなっている。 輸入EDC（二塩化エチレン）も昨年夏場まで1トン当たり400ドルだったものが、現在は500ドルを超えるレベルまで上昇している。また、ユーティリティコストなども上昇しており、自助努力のみでの対応は限界に達していると判断、製品価格への転嫁を決めた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1294899348.pdf