2011年01月20日
11月の可塑剤実績 DOP、DIDPなど前年比増続く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会が発表した昨年11月の需給実績によると、フタル酸系、アジピン酸系の全品目で生産が前年を上回った。

フタル酸系は主力のDOP、DINPが堅調で、生産は今年2月以来9カ月連続の前年比プラス。アジピン酸系も年初から5月を除き各月で前年実績を上回った。

だが、ピーク時の05−07年当時に比べると、水準は80%程度とまだ低く、住宅建設の回復待ちといったところのようだ。

■2010年11月の可塑剤需給実績  単位:トン ( )対前年同月比%

【フタル酸系合計】
◇生産   18,379(103.2)
◇出荷   21.598(120.1)
・国内   20,774(117.6)
・輸出     824(265.8)
・在庫   18,628(96.2)

<DOP>
◇生産   10,374(105.7)
◇出荷   13,822(129.5)
・国内   13,013(125.2)
・輸出     809(288.9)
・在庫    7,172(74.5)

<DBP>
◇生産    153(156.1)
◇出荷    178(103.5)
・国内    178(103.5)
・輸出     0(ー)
・在庫    123(77.4)

<DIDP>
◇生産     0(ー)
◇出荷    417(99.1)
・国内    417(99.1)
・輸出     0(ー)
・在庫    524(42.2)

<DINP>
◇生産    7,641(113.6)
◇出荷    6,631(106.2)
・国内    6,631(106.2)
・輸出      0(ー)
・在庫    9,089(131.6)

<その他>
◇生産    211(32.7)
◇出荷    550(117.0)
・国内    535(121.6)
・輸出     15(50.0)
・在庫   1,720(121.6)

【アジピン酸系】
◇生産   1,460(115.2)
◇出荷   1,725(117.2)
・国内   1,673(113.7)
・輸出     52(ー)
・在庫   4,692(100.4)