2011年01月20日
昨年のエチレン生産 3年ぶり700万トン台復活・石化協
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

石油化学工業協会は20日、2010年12月の主要石化製品生産実績を発表した。エチレンは前年同月比2.7%減(前月比3.2%増)の64万5,700トンだった。

定修プラントは前月に続いてゼロで、エチレンプラントの平均稼働率は94.7%となった。稼働率は操業日数の関係で前月の94.8%に対して0.1ポイント下回った。

誘導品は、前月比では稼動日数の増加要因もあり17品目のうち、PPを除く16品目がプラスとなった。前年比ではLD、PSなど12品目がプラス、HD、PP、PVCなど5品目がマイナスだった。

1−12月暦年のエチレン生産量は701万8,300トンで、前年比1.5%の増加。2007年(773万8600トン=過去最高)以来3年ぶりに700万トン台復活を遂げた。誘導品も17品目中SM、VCM、アセトアルデヒド、トルエンの4品目を除く13品目が前年比増加を記録した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1295498554.pdf