2011年01月21日
協和キリン、血小板造血刺激因子製剤の製造販売承認を取得
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは21日、血小板の増殖・分化を促進する血小板造血刺激因子製剤「ロミプレート皮下注250μg調製用」(ロミプレート)の製造販売承認を同日付で取得したと発表した。
「ロミプレート」は、昨年2月2日に希少疾病用医薬品の指定を受けたバイオ(遺伝子組換え)医薬品である。

「ロミプレート」は、血小板数が減少する自己免疫疾患の慢性特発性血小板減少性紫斑病(慢性ITP)を対象とした国内外での臨床試験で、長期間持続した血小板増加効果と忍容性が示されており、昨年12月現在で欧米をはじめ28カ国で承認されている。

「ロミプレート」は、これまで慢性ITP治療に広く用いられてきた薬剤と異なる作用機序で血小板増加を促進するため、今回、国内での承認取得により、慢性ITP治療における新たな選択肢になるとみられる。