2011年01月24日
「第9回遺伝子治療シンポジウム」2月1日に豊中市で
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会

NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議は、近畿経済産業局、日本遺伝子治療学会の後援を得て、「第9回遺伝子治療シンポジウム/遺伝子治療のヒトへの応用:臨床研究の進展と課題」を2月1日13時に大阪府豊中市の千里阪急ホテルで開催する。参加費は無料。

1995年以降、わが国の遺伝子治療臨床研究は26件が大臣承認されて実施しており、独自の方法論に基づく研究が最近は増えている。今回のシンポジウムでは、わが国でのがんと生活習慣病の遺伝子治療臨床研究6件を紹介し、継続して発展させるための方向性を議論する。

具体的には、「新規がん治療遺伝子REIC/Dkk-3-次世代がんワクチンとしての研究と開発」(那須保友・岡山大学教授)、「抗原レセプター改変リンパ球によるがん免疫療法」(珠玖洋・三重大学大学院教授)、「遺伝子組換えヘルペスウイルスG47△を用いたウイルス療法の開発」(藤堂具紀・東京大学大学院教授)、「HSV-TK遺伝子導入リンパ球を用いた同種造血幹細胞移植の開発」(平家勇司・国立がんセンター中央病院医長)、「センダイウイルスベクターを基盤としたバイオ医薬品の開発」(米満吉和・九州大学大学院教授)、「パーキンソン病の遺伝子治療」(村松慎一・自治医科大学教授)—の6件の講演のほか、総合討論が行われる。

問い合わせ先は、近畿バイオインダストリー振興会議(TEL:06-6459-6795)。