2011年01月27日 |
農水省、バイオマス関連国際会議の日本開催を推進 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省は、来年度から「ASEAN(東南アジア諸国連合)+3(日・中・韓)バイオマスエネルギーフォーラム」などバイオマス関連国際会議の日本開催を実現することで、東アジア諸国における「食料供給と両立するバイオマス利活用」の浸透を推進する方針である。 これは、東アジア諸国に向けて?食料供給と両立するバイオ燃料生産技術の取り組みを強化・普及を働きかける?わが国の最新バイオマス利活用技術をアピールし、輸出機会を創出するのが狙いである。 「ASEAN3+3バイオマスエネルギーフォーラム」は、ASEAN諸国におけるバイオマスエネルギーの開発と利用を促進させるための情報交換と、技術協力のプラットホームの確立を目的に2008年に設立されたもので、過去3回は中国で開催した。 また「国際バイオマスエネルギーパートナーシップ(GBEP)」は、2005年のグレンイーグルスサミットで、G8+5(ブラジル、中国、インド、メキシコ、南アフリカ)首脳がバイオマスエネルギーの持続的発展を図ることを目的として立ち上げに合意し、2006年5月に設立された。国連食糧農業機関(FAO)に事務局を置いている。 いずれも日本開催は初めてだが、「ASEAN+3バイオマスエネルギーフォーラム」では東アジア諸国の関心の高いバイオマスタウン構想の普及に向けた調査、検討を行うとともに、バイオマスエネルギーに関する情報交換と技術協力に関するフォーラムとする。また、GBEP会合などは、バイオマスエネルギーに係る温室効果ガスの排出削減や持続性基準・指標に関する会合及び国際ワークショップとする方針だ。 同省では、平成23年度農水省予算案に「ASEAN+3バイオマスエネルギーフォーラム等開催事業」として9700万円を計上した。 |