2011年01月28日 |
三菱レイヨン、MMA及びメタクリル酸エステル類値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは28日、MMA(メチルメタクリレート)モノマー、MMA(メタクリル酸)、メタクリル酸エステル類の価格を、2月14日出荷分から改定することとし各需要家と交渉に入ったと発表した。 価格改定幅は、MMAモノマーとMMAの国内価格が1キログラム当たり18円、輸出価格が1トン当たり200米ドルの値上げで、一方、BMA(ブチルメタクリレート)やHEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)などメタクリル酸エステル類も国内価格は1キログラム当たり25−35円、輸出価格が1トン当たり280−400米ドルである。 これは、昨年第3四半期以降、原油価格(WTI)はバレル当たり76ドルから直近90ドル、ナフサもトン当たり660ドルから900ドルに、メタノールも同250ドルから350ドルに高騰した。 国産ナフサ価格も今年第1四半期にはKL当たり5万2000円超えの水準に大幅上昇する見通しであり、石炭等のユーティリティーコストの高騰及び物流費等の諸経費の上昇もある。 このような製造コストの上昇は、自己努力で吸収できる範囲を超えているため、コスト上昇分を製品価格に転嫁せざるを得ないと判断、価格改定を実施することにした。 |