2011年01月31日
12月の鉱工業生産3.1%上昇、化学工業、プラ製品もプラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省が31日発表した昨年12月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)速報は、生産が前月比3.1%上昇の94.6で2カ月連続の前月比プラスとなった。出荷は1.1%上昇の95.7、在庫は1.4%上昇の96.2、在庫率は0.0%の108.1と変わらなかった。

調査対象16業種のうち、生産が上昇したのは、自動車(輸送機械工業)のほか、情報通信機械工業(液晶テレビ、携帯電話など)、化学工業、プラスチック製品工業など13業種。低下は一般機械工業、金属製品工業、石油・石炭製品工業の3業種だった。

製造工業の生産予測調査によると、1月上昇の後、2月は低下を予測しているが、基調判断は前月の「弱含みで推移している」から「総じてみれば、生産は持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比2.9%上昇の95.9と3カ月連続の上昇、出荷は1.5%低下の93.8で3カ月ぶりのマイナス。在庫は1.3%上昇の93.6、在庫率1.9%上昇の97.1だった。

プラスチック製品工業は生産が前月比12.6%上昇の90.6、出荷2.3%上昇の90.5と、ともに2カ月連続のプラス。在庫は1.1%低下の91.0、在庫率2.8%低下の99.8だった。