2011年02月01日
農水省、デュポンなどの遺伝子組換え農作物承認で意見募集
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は31日、デュポンのダイズやトウモロコシ、サントリーホールディングスのカーネーション、バイエルクロップサイエンスのワタなど遺伝子組換え農作物の承認申請に対して「生物多様性影響が生じるおそれはない」と判断したが、承認に先立って広く国民から意見募集(パブリックコメント)を実施すると発表した。募集期間は同日から3月1日まで。

遺伝子組換え農作物は、食品としての安全性、飼料としての安全性、栽培等を行う場合の環境への影響(生物多様性への影響)について、それぞれ科学的に評価を行い、すべてについて問題がない場合に、栽培、流通、輸入等が認められる。同省は今回、栽培等が認められていない遺伝子組換え農作物の承認申請に対して科学的評価を行い「生物多様性への影響がない」と判断した。

承認申請があったのは、▽隔離ほ場での栽培申請(サントリーホールディングスのカーネーション2種)▽食用または飼料用のための使用等の申請(デュポンのダイズ、トウモロコシ2種、シンジェンタジャパンのトウモロコシ、バイエルクロップサイエンスのワタ)—であり、同省はいずれも「生物多様性影響が生じるおそれはない」と判断した。

審査結果の資料は同省消費・安全局農産安全管理課で配布している。
意見提出先・問い合わせ先は、農産安全管理課(TEL:03-3502-8111 内線4510)。