2011年02月07日
東洋エンジ・日立、豪州で中規模電動LNGプラントの基本設計内示
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング

東洋エンジニアリングと日立製作所の両社は7日、豪州のガス開発会社イースタン・スター・ガス社(ESG=本社:シドニー)から、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のニューキャッスルで計画している中規模電動LNGプラント(第1期年産100万トン)の基本設計(FEED)について内示を受けたと発表した。

日本側両社は2010年5月から現地で同プロジェクトに関するFSを実施してきた。
ESGは、2012年第1四半期までに第1期年産100トン、将来400万トンまで拡張可能な電動LNGプラントの投資決定を行う予定。2015年にはLNGを輸出する計画である。

基本設計は、LNG 液化設備のほか、LNG タンク、LNG 出荷設備などについて最適化・基本設計・コスト積算を2011年末までに実施することになっている。LNG液化プロセスには米国チャート社の技術と主要機器を採用する予定。

中規模電動LNGプラントは日立技術で建設する。建設費用が低減できる、検討から建設までの期間を短くできる、信頼性が高くエネルギー効率に優れている、環境へのインパクトが少ない、さらに生産規模を漸次拡張可能な上、敷地面積が少なくて済み低騒音であるなど、プロジェクトに最適としている。


【用語の解説】
■ コールシームガス(CSG) :オーストラリアではコールシームガスと呼ばれるが、一般には炭層ガス(CBM)と
呼ばれる石炭層とその周辺から採掘されるメタンガスのことをいう。
■ FEED :Front End Engineering Designの略、基本設計の意味。

ニュースリリース参照
○豪州イースタン・スター・ガス社から中規模電動LNGプラントの・・・
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1297052821.pdf

○Eastern Star Gas appointed TOYO and Hitachi to undertake FEED on ・・・
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1297052821.pdf