2011年02月16日 |
昨年のエチレン換算輸出入バランス 大幅縮小 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省化学課が15日発表した、昨年12月のエチレン換算輸出入は、輸出が前月比10.5%減少し、輸入が31.5%増加した結果、輸出入バランスは164,900トンの出超となり、出超幅は前月の202,300トンから37,400トン縮小した。2カ月ぶりの20万トン割れとなった。 12月の輸出量は前月比10.5%減(前年比7.7%減)の215,200トンだった。生産量に占める輸出比率は33.3%で、前月の38.5%から5.2ポイント低下した。 一方、輸入は前月比31.5%増、前年比54.4%増の50,300トンだった。内需に占める輸入比率は10.5%で、前月から1.5%ポイント上昇した。 輸出から輸入を差し引いた出超幅は164,876トンで、11月の202,300トンから37,400トン縮小した。 品目別にみると、輸出はエチレン、汎用各樹脂、VCM、EGのどの化成品が前年比軒並みに減少した。一方、輸入はエチレン、LDPE、EDC、酢酸エチルなどが前年比増加した。 また、2010年1-12月累計は輸出2,436.0千トン(前年比17.2%減)、輸入535.0千トン(同31.4%増)で、差し引きバランスは1,901.0千トンの出超となった。 09年の出超幅は2,533.3千トンだったので、バランスは632.3千トンと大幅縮小したことになる。 2010年のエチレン生産量は7,017.7千トン(前年比1.5%増)で、輸出比率は34.7%(前年は42.5%)、輸入比率は10.5%(同9.3%)だった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1297816661.tif |