2011年02月17日
農水省、デュポンの遺伝子組換えセイヨウナタネ栽培を承認へ
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:デュポン、農林水産省

農林水産省は、デュポンから承認申請が出ていた遺伝子組換えセイヨウナタネ2種の栽培について、専門家による審査の結果、栽培を行う場合の環境への影響(生物多様性への影響)の可能性がないとの結論が出たため、問題がないと判断した。

このため、広く国民から意見・情報を募集(パブリックコメント)したうえで、環境省とも協議のうえ最終的に承認を決める。

パブリックコメントは現在実施しており、提出期限は3月16日。
提出先は、農水省消費・安全局農産安全管理課組換え体企画班(TEL:03-6744-2102)。

デュポンからの承認申請は、遺伝子組換えセイヨウナタネ2種について、隔離ほ場での栽培の承認を求めたもの。このセイヨウナタネ2種は、いずれも除草剤グリホサート耐性を新たに付与したものである。

これについて審査した学識経験者からは「生物多様性への影響がある可能性はない」との結論を同省に伝えたため、同省も「生物多様性影響が生じる恐れはない」と判断し承認する方針を固めた。