2011年02月22日
三菱ガス化学、水島のメタキシレンジアミン増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学
水島工場 MXDAプラント

 三菱ガス化学は22日、水島工場(岡山県)のメタキシレンジアミン(MXDA)年産20,000トン設備をデボトルネックにより同25,000トンに増強すると発表した。
 
 工事は今回定修時に実施。2011年3月上旬完了の見込み。新潟工場の30,000トンと合わせて、年産55,000トン能力となる。
 
 MXDAはメタキシレンを原料とするアミンで、同社はエポキシ樹脂硬化剤、ポリアミド(ナイロン)、イソシアネート向けに外販する一方、MXナイロン、ガスバリア接着剤、1,3-BACなどの誘導品原料として多くを自消している。
 
 需要はこれら誘導品の伸びに支えられて好調で今後も年率10%超が見込まれている。
 
 このため同社は、2013年をめどに水島工場の設備能力をさらに5,000トン増強し年産30,000トンに引き上げる。また2015年を目標に海外拠点として北米ないし欧州に年産40,000トン規模の設備を新設・稼動させる計画。これにより同社のMXDA供給能力は世界3拠点年産100,000トン体制となる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1298352741.pdf