2011年02月23日
「第3回アジア・メタノールセミナー」中国・3月30〜4月1日
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

第3回アジア・メタノール及び誘導品セミナーがASIACHEMの主催で3月30日から4月1日まで、中国海南島の三亜市のHoward Johnson Resort Sanya Bayで開催される。

中国は2010年に1,574万トンのメタノールを生産、519万トンを輸入した。消費量は2,092万トンに達する。
(2000年は生産が199万トン、輸入が131万トン、消費が329万トンであった。需給の推移 添付)

ASIACHEMのデータでは、中国のメタノール能力は2010年末で3,800万トンに達しており、操業度は50%以下である。

中国のメーカーは供給過剰とその結果としての市場価格の低落で苦境にある。このため、メタノール誘導品を開発し、採算を高めることが重要となっている。

メタノール及び誘導品セミナーでは、産業政策とメタノール業界への影響、原料ソース別のメタノールのコスト競争力、アジア・中東・中国のメタノール及び誘導品の見通し、中国の能力:問題点と解決策、メタノールからのガソリン、オレフィン製造の現況、石炭化学の新技術などについて議論する。

詳細は下記参照。
http://www.chinacoalchem.com/events/2011MEOH/AsiaMeOH2011.pdf


中国のメタノール需給推移 (単位:千トン)
  生産 輸入 輸出 消費
2000 1,987 1,307 1 3,293
2001 2,065 1,521 10 3,576
2002 2,318 1,800 1 4,117
2003 2,989 1,402 51 4,340
2004 4,406 1,359 33 5,732
2005 5,356 1,360 54 6,662
2006 7,622 1,127 190 8,559
2007 10,764 845 563 11,046
2008 11,117 1,434 368 12,183
2009 11,231 5,288 14 16,505
2010 15,743 5,189 12 20,920