水島地区コンビナート

三菱ケミカルホールディングスと旭化成の両社は23日、水島地区の両社のエチレンセンターを統合し、一体運営するため、今年4月1日付で共同出資の有限責任事業組合(LLP)を設立すると発表した。

両社は昨年5月、石油化学事業の国際環境変化に対応するため、水島地区の基礎石化原料(エチレン等)生産を集約・統合することで合意し、以来細目の詰めを行っていた。

4月1日付で折半出資の「西日本エチレン有限責任事業組合」(Nishi Nippon Ethylene LLP)を設立し、一体運営を行う。発足後は事業環境の変化に対応して石化原料事業の最適化を実現、また石油精製との連携も視野に入れ事業基盤の強化を図る。

■新LLPの概要
（1）名　称　西日本エチレン有限責任事業組合(Nishi Nippon Ethylene LLP)
（2）所在地　東京都千代田区内幸町二丁目2番2号 富国生命ビル
（3）事業内容　水島地区における両社エチレンセンター事業の一体運営
（4）出　資　出資金　:8,000万円出資比率:三菱化学〓と旭化成ケミカルズ〓折半出資
（5）事業開始　2011年4月1日
（6）職務執行者　三菱及び旭化成から1名ずつ(決定次第発表予定)

【水島エチレンセンターの現状】
◇旭化成　　50万トン/年(非定期修理年)
◇三菱化学　50万トン/年(同上)

■旭化成ケミカルズは山陽石油化学を吸収合併
なお、旭化成ケミカルズ（旭化成）のエチレンプラントは現在、100%子会社の山陽石油化学が保有しているが、旭化成ケミカルズは2011年4月1日付で吸収合併する。


ニュースリリース参照
○水島地区エチレンセンター統合のためのＬＬＰ設立、一体運営開始について
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1298437785.doc

○山陽石油化学株式会社の吸収合併について
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1298437638.doc

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