2001年03月02日 |
シーアイ化成、「伊藤忠サンプラス」を子会社化 |
「非塩ビ樹脂」加工事業分野展開強化へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:伊藤忠商事、シーアイ化成、住友化学 |
シーアイ化成は2日、包装材料加工メーカーである「伊藤忠サンプラス」の株式50%を伊藤忠商事から買い取り、子会社化すると発表した。 「伊藤忠サンプラス」はポリオレフィン系の加工メーカーで包装用フィルムやチャックテープなどを製造・販売している。シーアイ化成はこれまで塩ビ樹脂を中心に加工事業を展開してきたが、今後は家庭用など「非塩ビ樹脂」加工分野にも注力していく方針だ。 「伊藤忠サンプラス」(高木修社長)は資本金2億円で、現在伊藤忠商事(75%)と住友化学工業(25%)が共同出資しているが、シーアイ化成は伊藤忠から保有株式の3分の2を買い取り、資本比率をシーアイ化成(50%)、伊藤忠と住友化学各25%とする。株式引渡し期日は2001年3月16日の予定。 「伊藤忠サンプラス」は1961年11月設立、「ハイストレッチ」(集積包装用フィルム)、「ローズラップ」(家庭用ラップフィルム)など、より消費者に近い商品をもっているだけでなく、研究開発中の生分解性プラスチックの加工や用途開発面でもサンプラスとの連携により相乗効果が期待できるとしている。 [伊藤忠サンプラス社の業績](平成12年3月期)単位;百万円 ◇売上高 8,697 ◇売上総利益 1,839 ◇営業利益 260 ◇経常利益 196 ◇当期利益 75 ◇総資産 6,432 ◇株主資本 1,013 ◇1株当たり配当金 75円00銭 |