2011年02月25日 |
経産省 レアアース補助金交付先・化学企業一覧 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:旭硝子、昭和電工、信越化学工業、住友ベークライト、日本ゼオン、経済産業省 |
経済産業省は25日、「平成22年度レアアース等利用産業設備導入補助金(一次公募)」の採択先160件を決めたが、化学業界でも“レアアース問題”への関心は高く、旭硝子、信越化学、昭和電工など多くの企業が申請し政府支援を獲得した。 採択案件の内訳と、採択が決まった主な化学企業は次の通り。 【レアアース等の使用量低減・代替】 (採択数=65件) ◇旭硝子 :ガラス洗浄工程で使用する酸化セリウム回収装置導入。 ◇同 :製造装置の酸化セリウムリュース率向上と硝子素板品質向上による酸化セリウム使用量削減のための設備導入。 ◇信越化学工業 :新製法によりレアアースを低減した磁石の生産能力アップ事業 ◇セントラル硝子 :ガラス研磨工程における酸化セリウム使用量低減のための設備導入 ◇東ソー・スペシャリティマテリアル :円筒型スパッタリングターゲットのボンディング設備の設置 【リサイクル】 (採択数=62件) ◇旭硝子 :ガラス研磨工程における使用済み酸化セリウムの再生装置導入 ◇JX日鉱日石金属 :レアメタル含有汚泥からのインジウム、コバルトのリサイクル設備導入 ◇同 :使用済み小型家電等の処理設備導入 ◇信越化学工業 :磁石屑リサイクル能力アップ事業 ◇新興化学工業 :重油煤からバナジウム回収設備導入事業 ◇同 :銅精錬残渣等からのセレン、テルル回収設備導入事業 【供給源の多様化(米国・豪州)】 (採択数=7件) ◇昭和電工 :特定産出国原料に頼らないセリウム質硝子研磨材原料生産設備導入 ◇日本重化学工業 :レアアース等の供給源多様化に資する合金製造設備導入 【ユーザー産業によるレアアース等に関する試験・評価設備等の導入】 (採択数=26件) ◇昭和電工 :特定国産出原料に頼らないセリウム質硝子研磨材原料生産設備導入 ◇同 :ネオジウム鉄ボロン系焼結磁石用合金の組織改良・品質向上量産実験設備導入 ◇クレハ :リチウムイオン電池負極材料用ベンチプラント導入事業 ◇住友ベークライト :半導体用途等封止材のアンチモンフリー材への切り替え促進のための設備導入 ◇日本ゼオン :リチウムイオン二次電池用耐熱セパレータ用塗工実験ラインの導入 関連記事 :http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/30888 |