ジュロン島 昨年竣工したプラント

三井化学は28日、グローバル経営戦略の一環として、世界トップシェアを持つ高機能エラストマー「タフマー」(商品名)事業の本社機能をシンガポールへ移管することを決めたと発表した。

「タフマー」は、同社が独自の技術で開発し、市場を創出してきた柔軟・軽量なオレフィン系エラストマーで、ポリプロやポリエチレンなどにブレンドして耐衝撃性能、ヒートシール性能などを飛躍的に向上させることができる。このため需要は自動車、産業材、包装材など幅広い分野で高成長を続けており、今後もアジアの経済の発展を背景に、ますます需要の拡大が見込まれている。

昨年3月には、ミツイ・エラストマーズ・シンガポール社(MELS)で年産10万トンの第2プラントが営業運転を開始し、アジアでの競争力をさらに強化した。

今年4月からはタフマーの総括的なマネジメント機能を三井本社の事業部からMELSに移管する。これにより旺盛なアジアの需要をスピーディーに獲得していくことにした。

【ミツイ・エラストマーズ・シンガポール社の概要】
（1）社 名　: MITSUI ELASTOMERS SINGAPORE PTE LTD
（2）設 立　: 2001年2月26日
（3）資 本 金　: 96.3百万US$(三井化学100%出資)
（4）所 在 地　: シンガポール共和国シンガポール島
（5）社 長　: 小守谷敦
（6）事業内容　:高機能エラストマー「タフマー.」を中心としたエラストマー製品の製造・販売

ニュースリリース参照
○タフマー事業の本社機能のシンガポール移管について
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1298867267.pdf

○Mitsui Chemicals Announces Transfer of Head Office Operations for ・・・
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1298867267.pdf

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