2011年03月01日
サウジに初の太陽電池向けポリシリン製造工場
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

サウジのポリシリコンテクノロジーは中東初のポリシリコン製造工場を建設する。
2月28日に韓国の現代エンジニアリングとKCC建設と、380百万ドルのLump Sum Turn Keyの設計・購買・建設契約を締結した。

同社はサウジのSwicorp Joussour 社とChemical Development社が設立したMutajadedah Energyが50%、韓国のKCC(旧称金剛高麗化学)が50%出資するJVで、Al Jubail に第一期として年産 3,350トンの太陽電池グレードのポリシリコンを建設する。

最終的には、年産能力を12,000トンに増やすとともに、インゴットやウェハーなど川下にも進出することを計画している。

韓国のKCCは2004年に韓国で初めて有機シリコンモノマーの量産に成功、2008年にポリシリコン事業への進出を宣言し、2010年2月、瑞山市で独自技術で年産6,000トンの超高純度のポリシリコンの生産を開始した。

同社はポリシリコン事業を次世代主力産業として位置づけ、2012年に年産1万8000トン以上に生産規模を拡大することを計画している。