2011年03月03日
日本化学会「公益社団法人」、日化協は「一般社団法人」に
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学会、日本化学工業協会

わが国最大の化学学術団体である社団法人日本化学会(本部:東京都千代田区、岩澤康裕会長)は、3月1日付で新法人「公益社団法人日本化学会」に移行登記を行なった。

2006年6月の公益法人制度改革(公益法人認定法)により、従来の公益法人が一般社団法人及び一般財団法人と、公益社団法人及び公益財団法人の2つに改組された。日本化学会は、本来の事業活動に公益性が高いところから、税制面でも優遇されている「公益社団法人」の道を選び、内閣府の認定を得た。

1878(明治11)年に化学会として会員25人で発足。化学に関連する研究者、企業人、学生らで構成され、現在会員は40,000人。世界第3位の規模。2011年度は重点活動方針として、産学交流活動や人材育成、地域社会貢献、化学の夢・ロードマップ作成、世界化学年事業、国際・アジア連携強化、政策提言など15項目を掲げ、取り組んでいる。

なお、社団法人日本化学工業協会は、今年4月1日から「一般社団法人」に移行する予定。同じく社団法人のプラスチック処理促進協会も2013年4月1日を目標に「一般社団法人」への移行準備を進めている。