2011年03月07日
アステラス製薬、アイルランド工場に風力発電とバイオマス設備
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は7日、欧州生産子会社のアステラス アイルランド社ケリー工場内に、出力800キロワットの風力発電装置と同1.8メガワットの木質バイオマスボイラー設備の建設・導入を決めたと発表した。設備投資額は両設備とも約150万ユーロ、合計約300万ユーロの見込み。

再生可能エネルギーを積極活用するもので両設備合わせて年間3,000トン以上の二酸化炭素排出削減効果が期待できる。

今回建設する風力発電装置は、支柱高73メートル、全長99メートル、回転翼径53メートルで、出力800キロワット能力。すでに地方自治体の建設許可を得ており、4月に着工、2012年1月完成の予定。同工場に必要な電力の約20%を自給する。年間1,000トン以上の二酸化炭素、4トン以上の窒素酸化物の排出削減効果が期待できる。

また、木質バイオマスボイラー設備は出力1.8メガワット。同工場から30キロ以内の森林で伐採した木質を燃料として活用する。完成は2014年4月の予定。年間約2,000トンの二酸化炭素排出削減が期待できる。

アステラス アイルランド社のケリー工場は、免疫抑制剤プログラフなどの生産工場で、従業員数は約300人。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1299476487.pdf