2011年03月07日
日本化学会、第2回化学遺産に「セルロイド工業の発祥」など4件
【カテゴリー】:行政/団体
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日本化学会は7日、文化遺産、産業遺産として次世代に伝える「化学遺産認定」の第2回として4件を決定したと発表した。昨年3月の第1回認定6件と合わせ10件に達した。

今回認定したのは「日本最初の化学講義録—朋百舎密書(ぽんぺ せいみしょ)」(島根県松江市の松江赤十字病院に所蔵)、「日本学士院蔵 川本幸民化学関係資料」(日本学士院所蔵)、「日本のセルロイド工業の発祥を示す建物および資料」(ダイセル化学工業所蔵)、「日本の板ガラス工業の発祥を示す資料」(旭硝子所蔵)—の4件。

これら4件の化学遺産について、26日の日本化学会第91春季大会で「第5回化学遺産市民公開講座/化学遺産認定と化学史映像」として発表する(参加費は無料だが、講演資料代1000円)。