2011年03月08日
横浜ゴム、環境技術で米カードライト社から表彰受ける
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:横浜ゴム

横浜ゴムは8日、同社の環境技術が米国カードライト社の「Mortimer T. Harvey Award 2010」を受賞したと発表した。

受賞した環境技術には、カードライト社のカシューオイル製品を利用した。従来は廃棄されていたカシューナッツの殻を有効利用し、この殻から抽出したカシューオイルを基にした原料をタイヤの補強部材であるビードフィラー用ゴムの組成に採用することで、資源の有効活用や天然素材使用の面から環境保全に貢献する。

同ゴム組成物は加硫前には剛性が低いためタイヤの成形作業性に優れるとともに、加硫後には高い弾性を発揮し操縦安定性の向上などに寄与する。

同技術は1991年に日本、1993年に米国で特許取得を済みで、長年にわたり環境保全に貢献した点やカシューオイルの商業化を推進したことが今回評価された。

「Mortimer T. Harvey Award」は1998年にスタートし今年で13回目となる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1299569649.pdf