2011年03月09日
昭和電工、ポリエステル樹脂など複合樹脂・材料値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は9日、複合材料用原料樹脂と複合材料の販売価格改定を発表した。最近の原料価格上昇の状況から、引き上げざるを得ないと判断し、顧客との交渉を開始した。いずれも3月22日出荷分から実施する。

<対象製品と値上げ幅>

【複合材料用原料樹脂】
・不飽和ポリエステル樹脂(商標名:リゴラックR)     25円/kg
・ビニルエステル樹脂(商標名:リポキシR)スチレン系 33円/kg
・ビニルエステル樹脂(商標名:リポキシR)非スチレン系 40円/kg

【複合材料】
・リゴラック・SMC(注1) 11円/kg
・リゴラック・BMC(注2) 9円/kg

■用語の解説
 (注1)SMC (Sheet Molding Compound):樹脂にガラス繊維や各種添加剤を配合した板状の複合材料で、成形してバスタブなどの住宅設備に使われる。
 (注2)BMC (Bulk Molding Compound):塊状の複合材料。自動車のランプリフレクターやハイブリッドカーで使われるモーター内部の封止材等に成形され、使用される。