2011年03月09日
NEDO、イノベーション推進事業の助成先26件を決定
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9日、「グリーン・イノベーション」による成長の実現に向け、民間企業などが実施する優れた技術の実用化開発を支援するイノベーション推進事業の助成先26件を決定したと発表した。申請は108件だった。

この事業は、昨年10月の「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」における「グリーン・イノベーション」による成長実現に向けた実用化開発支援を加速するのが狙い。

助成期間は交付決定日から来年2月29日まで。助成金額は、年間1億円まで。

イノベーション推進事業は、「次世代戦略技術実用化開発助成事業」など3事業で構成しており、主な採択先と助成事業、助成件数は次の通り。

■次世代戦略技術実用化開発助成事業」
 ▽旭化成ケミカルズ(二酸化炭素を原料とする化学品製造プロセスの研究開発)
 ▽富士通(高速コンピュータ用内蔵デカップリングキャパシタの開発)
−など6件

■産業技術実用化開発助成事業
 ▽日本山村硝子(SiCパワーモジュール用耐熱封止材の研究開発)
 ▽東洋炭素(超高温耐熱TaCを用いた自己循環型SiCプロセス環境の実用化)
 ▽佐々木化学薬品(表面処理剤の新規の再生方法とその製造装置に関する研究開発)
—など12件

■研究開発型ベンチャー技術開発助成事業
 ▽ジナリス(バイオプロセス法を用いた廃棄PET再資源化技術の開発)
 ▽サウスプロダクト(海洋藻類を用いたカロテノイド及び色素結合型タンパク質の大量生産技術の開発)
—など8件