2011年03月11日
三井化学の「触媒科学国際シンポ」盛大に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学
挨拶する田中稔一社長

三井化学は9、10の両日、千葉県木更津市のかずさアカデミアホールで、5回目となる「触媒科学国際シンポジウム(MICS 2011)」を開催した。

テーマは「持続可能な社会を実現する触媒科学」で、昨年ノーベル化学賞を受賞して日本中を沸かせた、北海道大学・鈴木章名誉教授と、米国パデュー大学・根岸英一教授の両氏が特別講演を行ったほか、世界触媒科学研究の第一人者であるユアン T・リー・台湾中央研究院教授(1986年ノーベル化学賞受賞)や、英国・ション E・ウォーカー教授(医学研究協議会、1997年ノーベル化学賞受賞)ら触媒科学の第一人者11氏が、21世紀のキーサイエンスといわれる触媒科学研究の現状や将来の可能性などをテーマに講演した。

また、2011年「三井化学 触媒科学賞」を受賞した米ブリンストン大学のデビッド W.C.マックミラン教授と、同じく「三井化学 触媒奨励賞」受賞の東京大学・山口和也准教授、京都大学・依光英樹准教授両氏への授章式と記念講演も行われた。

国内外の産官学代表や第一線研究者ら1600人が参加、活発な討議や交流を行い、触媒科学に対する関心の高さを見せていた。