2011年03月11日
協和キリン、がん化学療法のKRN125の国内第3相臨床試験を開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは11日、がん化学療法による発熱性好中球減少症を対象にしたKRN125(ペグフィルグラスチム)の国内第3相臨床試験を開始したと発表した。

KRN125は、がん化学療法による好中球減少症に使用されている「グラン(一般名:フィルグラスチム)」をペグ化(ポリエチレングリコールを科学的に結合)したもので、グランよりも長い血中濃度半減期を有していることから、少ない投与頻度で同等の効果を発揮することが期待されている。

すでに同社では、これまでに悪性リンパ腫、乳がんにおける化学療法による発熱性好中球減少症を対象とした国内第2相臨床試験を終了し、安全性と有効性が確認されている。