2011年03月14日 |
2月のPS内需横ばい、輸出は9カ月連続マイナス |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が14日発表した2月のポリスチレン(PS)生産出荷実績によると、生産は春のプラント定修時期を控えた在庫積み増しで前月と同様にやや高めの6万3654トン、前年同月比7%増となった。 国内出荷は、主力の包装用がOPSが好調で同(8)%増、住宅エコポイント効果でフォームスチレン(FS)が同3%増となったものの、電機・工業用がデジタル家電向けが低調なため同9%減、雑貨・産業用が12カ月連続マイナスの同22%減となったため、内需全体では昨年2月の横ばいにとどまった。 輸出は同15%減で9カ月連続のマイナス。この結果、出荷合計は同1%減の5万9578トンとなった。 一方、スチレンモノマー(SM)をみると、生産は定修がなく同7%増の24万9286トンで3カ月連続のプラス。国内出荷はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)向けなどが減少したが、PS向けや合成ゴム向け、発泡スチロール(EPS)向けが前年同月を上回ったため12万9653トン、同6%増とプラスに転じた。輸出は10万8327トン、同8%増で5カ月連続のプラスである。 ニュースリリース参照 ○SM/PS生産出荷実績表 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1300089068.tif ○SM/PS用途別実績表 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1300089068.tif |