2001年03月01日
PETボトルの昨年の想定総出荷量、36万トン強
当初の予想を下回る伸び、成長率が1けたにとどまる
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 PETボトルの昨年の総出荷数量は、36万トン強になった模様である。同ボトル業界の大方の当初の予想は38万8,000トンであった。実際にはそれをかなり下回ったことになる。
 同ボトルの前年の実績は33万2,000トンであった。したがって昨年の実績が36万トン強になった場合の伸び率は約9%ということになる。同ボトルの需要は清涼飲料向けを中心にこれまで毎年年驚異的とも言える伸びを続けてきた。過去数年の対前年比伸張率は、96年が21.7%、97年が26.5%、98年が28.8%、99年が17.8%--といずれも2けたとなっている。それが昨年はいきなり1けた成長にとどまった模様で、同ボトル業界の間には事態を深刻に受け止める向きが少なくない。この要因はいまのところ明らかでないが、1つには自動販売機の普及が頭打ちとなったこともファクターに挙げられるのではないかと見られる。