2011年03月18日
東レ、千葉工場・土浦工場が順次操業再開
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは18日、今回の地震によるグループへの影響と今後の見通しを発表した。同社は現在、対策本部を設置し、従業員・家族の安否確認や被害状況の調査・復旧及び災害支援活動にあたっている。
発表内容は要旨以下の通り。

■従業員・家族の被害状況
幸い従業員については、その同居家族を含め被害はなかった。

■生産設備への被害と今後の見通し
(1)東レ千葉工場(千葉県市原市)、東レ土浦工場(茨城県土浦市)については、建屋・設備に大きな損傷はなく、千葉工場については安全確認をした上で、15日から順次生産を再開し、現在ミニマム運転中。土浦工場ではインフラの回復が遅れていたたが、3月22日から順次生産を再開できる見込み。。
(2)また、被災地域には主要な関係会社拠点が8社10工場あり、全て操業を停止していたが、何れも建屋・設備に大きな被害はなく、一部では14日以降、順次生産を再開している。
しかし、東レフィルム加工(株)(福島県)や東レ東燃機能膜合同会社(栃木県)の一部の装置については、クリーンルームの復旧や、点検・調整に時間のかかる設備があり、最長で運転再開までに1カ月程度かかる見通し。
(3)今後の復旧、ないし操業見通しは、東京電力・東北電力管内で実施されている計画停電(輪番停電)への協力と、製品需要の回復状況を見ながら判断していきたいと考えている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1300438756.pdf