2011年03月22日 | |
旭化成イーマテ、日向工場・2次電池用セパレータ大幅増強へ | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成イーマテリアルズ |
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旭化成イーマテリアルズ(本社:東京都千代田区、鴻巣誠社長)は22日、リチウムイオン2次電池用セパレータ「ハイポア」(商品名)の今後の需要拡大に備えて、日向工場(宮崎県)に第4系列となる年産5000万平方メートル能力の大型設備を建設すると発表した。 「ハイポア」は、ポリオレフィンを原料とした多孔質フィルム。市場はノートパソコン、携帯電話などの民生用電子機器に加えて、今後はハイブリッド自動車、電気自動車分野に大きな成長が見込まれている。 同社は守山工場(滋賀県)と日向工場に合わせて年産1億7000万平方メートルの生産拠点を持つ、バッテリーセパレータの世界トップメーカー。日向工場では現在第2系列(2000万平方メートル)と、第3系列(同1500万平方メートル)設備を建設中で今年6月には完成する。今回さらに増強し、安定供給体制の強化を図ることにした。 新たに増強する第4系列は、1系列あたりの規模としては世界最高クラスとなる。また完成後の守山・日向両工場トータル設備能力は2億5500万平方メートルとなる。 【設備増強計画の概要】 (1)工場所在地 宮崎県日向市細島4区工業団地 (2)事業内容 リチウムイオン2次電池用セパレータ「ハイポア」の製造 (3)設備能力 5,000万平方メートル/年(第4系列) (4)設備投資額 約60億円 (5)稼動時期 2013年春商業運転開始予定 <用語の解説> ■2次電池用セパレータ : IT携帯機器に搭載されるリチウムイオン2次電池の正極・負極間に位置するフィルムのことで、正極と負極の接触を遮断しショートを防止すると同時に、正極・負極間でリチウムイオンを透過させる機能を有する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1300773350.doc |