2011年03月23日
積水化学、東北・関東地区工場の被災状況
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学は東北地方太平洋沖地震による主要生産拠点の被害状況(3月22日現在)をまとめた。

<住宅部門>
東北・関東地区には、東北積水ハイム(宮城店亘理郡)、関東積水ハイム(茨城県笠間市)など4工場あり、いずれも建屋、設備に損傷はなかった。ただ、東北積水は部材供給が停まったため操業を停止中。関東積水も輸送燃料不足から生産調整を実施中。

<環境・ライフライン部門>

群馬工場(伊勢崎市)、東京工場(朝霞市)、東都積水(群馬県太田市)、千葉積水工業(市原氏)の4工場は、いずれも生産設備に大きな影響は出ていない。(千葉積水な壁に一部損傷)。計画停電の影響で、時間を調整しながら生産を行っている。

<高機能プラスチックス部門>

武蔵工場(埼玉県蓮田市)、積水メディカル岩手工場(岩手県八幡平市)ともに設備に被害はなく、生産調整実施中。積水メディカルつくば工場(茨城県龍ヶ崎市)は、壁・天井配管に一部損傷を受けたが、現在は生産調整しながら通常運転実施中。積水フィルム仙台工場(宮城店亘理郡)は設備に被害が生じ、生産停止中。

■被災地支援
同社は地震被災地に向け、義援金1億円のほか、支援物資として水や食料14,000食分、カセットコンロ100台、カセットボンベ600本、毛布130枚などを寄付。さらに追加支援としてプラスチック製バケツ1万戸、ポリタンク1万戸、発泡製品の敷物2,500畳分、マスク10万枚、このほか軍手、タオル、マスク、懐中電灯、粉ミルクなどの生活用品を継続的に届けている。

【関連ファイル】
主要生産拠点の被害状況
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1300848057.tif