2011年03月28日 |
NEDO、「希少金属代替・削減技術開発事業」で59件採択 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭硝子、カネカ、昭和電工、住友化学、住友ベークライト、長瀬産業、NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は28日、「希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業」で、住友化学・住友ベークライトの「次世代フレキシブルデバイスにおける希少金属の代替・削減に関する技術」など59件を採択したと発表した。公募期間中の申請は107件あった。 この事業は、レアメタル(レアアース17元素を含む)の代替技術、使用量削減及びリサイクル等の技術で実用化開発を目的とした助成事業。採択59件のうち、住友化学グループ以外の化学企業による採択テーマと企業は、次の通り。 ▽新規高信頼性・高導電性酸化亜鉛透明電極実用化技術開発(カネカ) ▽ITO代替2層CNT透明導電フィルムの開発(東レ) ▽酸化セリウム代替用研磨砥粒の研究開発(東ソー) ▽ハードディスク用ガラス基板加工におけるセリウム系研磨剤の使用量の削減に関する開発(旭硝子) ▽ガラスハードディスク基板に用いるセリア代替研磨材の開発(日揮触媒化成) ▽ガラス研磨用酸化セリウム研磨剤使用量低減のための添加剤の事業化(四日市合成) ▽電界制御技術によるスラリー中の砥粒作用向上による研磨効率向上技術の開発(旭硝子) ▽石油精製用流動接触分解触媒に使用するレアアースの削減技術の開発(日揮触媒化成) ▽固体高分子形燃料電池用白金代替触媒の実用化検討(昭和電工) ▽白金を代替するカーボン系一酸化炭素(CO)浄化触媒の実用化研究開発(日清紡ホールディングス) ▽レアアース磁石用合金のレアアース削減技術開発(昭和電工) ▽二次電池用新型水素吸蔵合金の開発(日本重化学工業) ▽リチウムイオン二次電池のレアメタルを使用しない高性能正極材の原料開発(燐化学工業) ▽希土類リサイクル製錬技術の研究開発(昭和電工) ▽エッチング廃液からのレアメタル(In、Ce)の環境調和型回収技術の研究開発(佐々木化学薬品) ▽微生物を利用した環境調和型高効率希少金属回収プロセスの開発(森下仁丹・長瀬産業) |