2011年03月30日
2月の鉱工業生産、4か月連続の上昇、3月は「地震の影響に留意」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省が30日発表した、2月の鉱工業指数速報(2005年=100、季節調整済み)は、生産が前月比0.4%上昇の96.4と4カ月連続の増加、出荷は1.7%上昇の98.0でやはり4カ月連続の上昇。在庫は1.5%上昇の101.8と、3カ月連続のプラスになった。

製造工業生産予測調査によると、3月上昇の後、4月は低下を予測している。当局は「総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移しているものの、先行きについては、東北地方太平洋沖地震の影響に留意する必要がある」との基調判断を示した。


業種別に見ると、自動車などの輸送機械工業、化学工業、鉄鋼業などが上昇し、液晶テレビなど情報通信機械工業はマイナスとなった。プラスチック製品工業も機械器具部品、日用品などが伸び悩み、前月比マイナスとなった。

化学工業は、生産が前月比3.5%上昇の98.1、出荷は2.9%上昇の98.1だった。在庫は0.3%低下の93.3、在庫率は3.4%低下の95.2となった。

プラスチック製品工業は、生産が前月比0.6%低下の93.3、出荷1.3%低下の92.3、在庫は1.0%上昇の91.5、在庫率は2.9%上昇の99.0だった。