2011年03月30日 |
ダイセル化学、協同酢酸への出資比率69%に 電化が撤退 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ダイセル化学、チッソ、電気化学工業、三菱ガス化学、協和発酵ケミカル |
ダイセル化学工業は30日、メタノール法によるわが国最大の酢酸センターとしてメーカー5社で共同運営してきた協同酢酸(本社:東京都港区、山口和夫社長)から電気化学工業が撤退することになり、ダイセル化学が出資持分15%を取得して出資比率をこれまでの54%から69%に引き上げることになったと発表した。譲受日は今年3月31日の予定。 協同酢酸は両社のほか、三菱ガス化学、協和発酵ケミカル、チッソを加えた計5社の共同出資会社。 ダイセル化学姫路製造所(網干工場)内にメタノール法酢酸年産45万トン設備を持ち、製品酢酸を出資各社に販売している。 電気化学の出資解消理由は不明。ダイセル化学は今回の出資比率引き上げによって、より多くの酢酸購入が可能となり、アセチルチェーンの一層の強化につなげることができるとしている。 【協同酢酸株式会社の概要】 ◇代表者名 :山口和夫 ◇事業内容 :メタノール法による酢酸の製造・販売 ◇住所 :東京都港区新橋3-7-3(新橋フォディアビル) ◇設立 :1977年7月 ◇資本金 :30億円 <株式譲受後の協同酢酸への出資比率> ・ダイセル化学工業69% ・三菱瓦斯化学18% ・協和発酵ケミカル8% ・チッソ〓5% ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1301466435.doc |