2011年03月30日
富山化学、新抗インフルエンザウイルス薬承認申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富山化学、富士フイルム

富士フイルムは30日、グループ企業の富山化学工業(本社:東京都新宿区、菅田益司社長)が、同社の創製による錠剤タイプの抗インフルエンザウイルス薬「T-705」(一般名:ファビピラビル)について、臨床第3相試験を終了し、厚生労働省に製造販売承認申請を行ったと発表した。

インフルエンザウイルスは、感染した細胞内で複製を作り、増殖・放出することで他の細胞に感染を拡大する。現在、治療に多く用いられているノイラミニダーゼ阻害剤は、その放出を阻害して感染の拡大を防ぐものだが、今回開発したT-705は、ウイルスの細胞内での複製を阻害することで増殖を防ぐという新しいメカニズムを持っている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1301470745.pdf